シャーマン アンド スターリングのグローバルファイナンス部門は、企業やレンダーが銀行融資プロセスのあらゆる局面に適切に対処し、最善の結果を得られるように支援します。当事務所は、クロスボーダーのファイナンス案件を日常的に取り扱っており、銀行融資や債券発行による資金調達を必要とするクライアントに対し、特定の資金調達ニーズがアセットベースのファイナンスもしくはレバレッジドファイナンスであるか、またはどのような投資格付であるかを問わず、その資金調達ニーズに合わせたオーダーメイドのソリューションを立案することで、総合的なアドバイスを提供しています。ファイナンス部門のリーガルスタッフは、特にハイイールド債市場に特化したキャピタルマーケッツ部門のリーガルスタッフと緊密に連携し、様々な証券化のストラクチャーを立案してきた長年の伝統があります。

当事務所のクライアントは、投資銀行、商業銀行、ノンバンク系金融機関、プライベートキャピタル、メザニンプロバイダー、後順位担保付ローンの貸付人、借入を行う企業やプライベートエクイティのスポンサー等、多岐にわたります。当事務所は、取引のあらゆる側面についてアドバイスを提供してきた経験から、その過程で培ってきた洞察力を活用し、クライアントによる資金調達プロセスを円滑に進めることができます。当事務所は、資本構造のあらゆるレベルの参加者と長きにわたる関係を有していることで、優れた法的助言を提供するだけでなく、特定の取引の商業的な観点についても助言することができます。

当事務所のファイナンス部門には、ニューヨーク州法、英国法、フランス法、ドイツ法および香港法に基づく、複数のファシリティ、証券、通貨および法域が関わるものを含めた取引を手掛ける、世界中の経験豊かなリーガルスタッフが在籍しています。中でも、レバレッジドファイナンス、投資適格ファイナンス、流動資産担保ファイナンス、買収ファイナンス、複雑な債務リストラクチャリング、ストラクチャードファイナンス等を重点分野として取り扱っています。

投資適格ファイナンス 

シャーマン アンド スターリングのファイナンス部門は、投資適格シンジケートローン市場の借入人および主幹事貸付人を代理しています。当事務所は、(米国および欧州の)コマーシャルペーパーの不履行に備えたバックストップ・ファシリティ、クレジットファシリティのシンジケートレター、運転資金およびタームローン信用供与契約のストラクチャー立案やドキュメンテーションにおいて幅広い経験を有しています。投資適格ファイナンスに関する主な経験は次のとおりです。

  • 「超大型」買収ファイナンス
  • 投資適格ローン
  • イベント・ドリブン・ファイナンス
  • シニアブリッジ・ファイナンス
  • 資産売却ブリッジ・ファイナンス
  • 流通市場における社債取引
  • 変更契約およびウェイバー
  • 複雑な債務リストラクチャリング
レバレッジドファイナンス 

シャーマン アンド スターリングのレバレッジドファイナンス部門は、ハイイールド債およびレバレッジドバンク市場で最先端の案件を手掛けています。当事務所のリーガルスタッフは、レバレッジドクレジットに関わるビジネスおよび法律上の考慮事項を深く理解していることで知られており、キャピタルマーケッツやシンジケートローン市場での経験と幅広い能力を兼ね備えています。当事務所は、商業銀行、投資銀行、メザニンプロバイダー、後順位担保付ローンの貸付人、プライベート・エクイティ・スポンサーおよび借入を行う企業を代理しています。レバレッジドファイナンス業務は、ニューヨーク、ロンドン、パリ、フランクフルト、ミラノ、シンガポール、香港およびアブダビに拠点を置くグローバル・キャピタルマーケッツ部門およびグローバルファイナンス部門のリーガルスタッフをチームメンバーに含み、必要に応じて金融事業再生・倒産部門およびプロジェクト・デベロップメント・アンド・ファイナンス部門のメンバーと緊密に連携しています。

幅広い業界、金融セクターおよび法域にわたる買収その他のレバレッジドファイナンス案件における当事務所の高度なアドバイスや案件管理遂行能力は市場で高く評価され、クライアントからも信頼いただいています。当事務所は、複数の法域にまたがる複雑な取引のすべての当事者のニーズを見据えた、次のような革新的かつ創造的な手法を提供しています。

  • 買収資金やリキャピタリゼーション資金の調達に向けた、レバレッジド・バンク・ファイナンスやハイイールド取引における総合的なアドバイスの提供
  • 複雑なデット・リストラクチャリングの交渉
  • 優先担保付、無担保および劣後ファイナンス、ならびに第一順位担保付、後順位担保付、最優先担保付およびクロス担保のストラクチャーに起因する、債権者間のあらゆる問題への対応
  • 複数の信用枠、通貨および法域にまたがり、プライベートエクイティおよびストラテジック・バイヤーの双方が関与する買収資金調達のストラクチャーの設計
ストラクチャードファイナンス 

シャーマン アンド スターリングのストラクチャードファイナンス部門は、証券化、仕組商品、その他の高度なファイナンス手法を含む、幅広い複雑なファイナンス取引の開発、ストラクチャー立案、および実行を支援します。当事務所は大手企業や金融機関から高い評価を得ており、発行体、引受人、投資家、受託者、サービサー、信用補完機関、貸付人、格付機関およびコンデュイットを含む、あらゆるグローバル市場参加者を代理しています。

当事務所は、様々な種類の資産クラスや取引ストラクチャーを扱う際には、クリエイティブなアプローチを採用します。革新的なストラクチャーの立案を求めるクライアントから起用いただくことが多く、当事務所が立案したストラクチャーの中には、1980年代後半のCiesco, Inc.CAFCOのコマーシャルペーパー・コンデュイットや、欧州および米国において当時先駆け的な事案となった事業の証券化(whole business securitizations)等、のちに市場のスタンダードとなったものもあります。当事務所は、リーガルサービスでの実績と高度なビジネス上の視点の双方を活用し、クライアントと緊密に協力しながら、資金調達コストを低減し、すべての取引当事者の法律、税務、企業および財務のそれぞれの側面における特定の目的を達成できる斬新なストラクチャードファイナンス商品を開発しています。

当事務所は、米国、欧州、アジアおよびラテンアメリカの複数の法域を跨ぐ取引遂行に長けており、キャピタルマーケッツ、バンキング、投資会社、税務、企業、破産、投資顧問業法、従業員退職所得保証法(ERISA)、銀行規制、証券規制および担保付融資等、証券化にまつわるあらゆる領域を取り扱ってきた実績を有します。

ストラクチャードファイナンスに関する主な経験は次のとおりです。

  • 資産担保証券
  • 国際市場および新興市場における取引
  • 資産担保コマーシャルペーパーおよびABLファイナンス
  • 社債担保証券、ローン担保証券および 合成債務担保証券(シンセティックCDO
  • 航空機ファイナンスにおけるEETC
  • 金融商品
  • 航空機リースのポートフォリオの証券化
  • リース関連のファイナンス
  • 事業および不動産のファイナンス